「SEOってなんのこと?当たり前のように使われているけどよくわからない!」
WEBでの集客について調べていると、SEOという言葉をよく目にします。
知ってて当たり前……のように扱われてしまうと、初心者としてはなかなか聞きづらいですよね。
このページでは、SEOの基本について初心者向けに解説していきます。
SEOとは?
SEOはSearch Engine Optimizationの略で、「検索エンジン最適化」という意味です。
これは、検索エンジンのランキングに影響を与えるような様々な要素を考慮し、それを最適化していくことです。
検索エンジンは、検索するユーザーにとって関連が高く、満足できる情報を提供してくれるWEBサイトを検索結果の上位に表示するようにしています。
そのためには、WEBサイトを検索エンジンにとって最適化していく必要があります。
WEBサイトを検索エンジンにとって最適化していくのが、SEOです。
SEOはなぜ必要?
なぜSEOを行う必要があるのでしょうか?
それには主に3つの理由があげられます。
- SEOはお金のかからない集客方法だから
- 検索から訪れた人は成果率が高いから
- 検索エンジン経由だと長期的なアクセスが見込めるから
(1) SEOはお金のかからない集客方法だから
まずひとつ目の理由として、SEOはお金のかからない集客方法だからということがあげられます。
お金があれば、広告をバンバン出して宣伝することができますが……個人のレベルでは難しいですよね。
SEOは無料で行うことができる集客方法です。
検索エンジン上の順位は、「よりユーザーが求めている内容か?」「よりユーザーが満足できる内容か?」をGoogleのアルゴリズムが判断して、平等に決められます。
(2) 検索から訪れた人は成果率が高いから
検索エンジンを使う人は皆何かしらの悩みを解決しようとしています。
そこで、あなたが悩みを解決できるコンテンツを提供できれば、商品の購入など、成果につながる可能性が高いです。
(3) 検索エンジン経由だと長期的なアクセスが見込めるから
SEOと比較されやすいのが、SNSを使った集客です。
SNSを使うと、比較的サイト開設当初からもアクセスにつながりやすいというメリットがあります。
ただ、SNSは日々大量の投稿があるため、常に投稿をしていないと流れていってしまうというデメリットも……。
SEOの対策をしっかり行っておくと、ページの品質が確保されていれば、長期的なアクセスが見込めます。
初心者がまず始めるべきSEO対策
ここまでで「SEOとは」「SEOがなぜ必要なのか」ということを解説してきました。
「SEO対策として具体的には何をしたらいいの?」
ここからは、そんな疑問にお答えしていきます。
(1) Googleが何を重視しているかを知る
SEOとは「検索エンジン最適化」のことです、とお伝えしました。
ここでいう「検索エンジン」とは、Googleのことだと考えてください。
主な検索エンジンにはGoogle、Yahoo、Bingがありますが、YahooはGoogleと同じ仕組みを使っています。
参考:Google Japan Blog: Yahoo! JAPAN のより良い検索と広告サービスのために
Googleが世界最大規模の検索エンジンなので、Googleで上位に表示されるコンテンツを作ることがSEOの近道です。
では、Googleが求めていることとは何か?
それを知るためには「Google が掲げる 10 の事実」を確認してみましょう。
Googleが掲げる10の事実とは、Googleの経営理念に当たる文章です。
読むことで、Googleがどういう検索エンジンを作ろうとしているのかを知ることができます。
Googleが掲げる10の真実について、内容をより噛み砕いて解説します。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
1_ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
あなたがやりたいことよりも、「ユーザーが求めていること」を重視したページ作りをすることが重要です。
例えば、次のような観点で見直してみると良いでしょう。
観点 | 確認すること |
---|---|
ページのコンテンツ内容 | ユーザーの悩みを解決できるものになっているか |
配色 | コントラストに考慮した見やすい配色になっているか |
メニューなどの配置 | ユーザーの操作性を考慮できているか |
広告の数 | 多すぎてユーザーの操作性を損なわないか |
2_1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
1つのページにつき、扱うトピックは1つに絞りましょう。
サイト全体で見てもジャンルはバラけない方が良いでしょう。
Googleが検索を極めて、その技術をGmailやGoogleマップなど他の分野に生かしているように、まずはひとつのことをとことん極めて、そこから新しいことに広げていきましょう。
3_遅いより速いほうがいい
ページの読み込み速度がなるべく速くなるよう、日々改善していきましょう。
PageSpeed Insightsを使うと、ページの読み込み速度と改善点をチェックできます。

Lighthouse – Chrome ウェブストアというGoogle Chromeの拡張機能でも同じチェックが行なえます。
Lighthouseの方は、SEO設定のチェックなど、より多くの観点でWEBページを確認します。
4_ウェブ上の民主主義は機能する
Googleでは、被リンク(そのページが外部のページからどれだけリンクされているか)をWEB上の民主主義として捉えています。
被リンクの数が多いほど、検索結果では上位に表示されやすくなります。
5_情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
パソコンからの見た目だけではなく、スマートフォンの見た目も重視してコンテンツを作成してください。
Googleではスマートフォンから見たときにきちんと表示されるかも重視しています。
6_悪事を働かなくてもお金は稼げる
Googleの攻略に裏ルートはありません。
正攻法で攻略を目指しましょう。
Googleが掲げる10の真実の中で検索順位(Page Rank)はお金で買うことができないと明記されています。
そういった詐欺にはくれぐれもだまされないように!
7_世の中にはまだまだ情報があふれている
Googleは、世界中のあらゆる情報を検索ユーザーに届けるために常にアップデートを続けています。
8_情報のニーズはすべての国境を越える
検索結果に表示されるのは自国の言語だけではありません。
Googleの翻訳ツールを使用することで、他の国の言葉で書かれたページも翻訳できてしまいます。
Googleは全世界のユーザーにすべての言語で情報を届けることを目標にしています。
9_スーツがなくても真剣に仕事はできる
Googleの働き方に対する考えです。
Google の共同創設者は、仕事は挑戦に満ちていなければいけない、挑戦は楽しくなければいけないという考えで会社を作りました。
服装よりも、楽しく仕事をすることが大事だよね!
そういうところからアイディアが生まれていくんだよね!というGoogleの考えが現れています。
10_「すばらしい」では足りない
ページは作って終わりではなく、常に改善していくことが必要です。
(2) SEOを意識したコンテンツづくりをする
Googleが重視していることが理解できたら、実際にSEOを意識したコンテンツづくりをしてみましょう。
ページにタイトルと説明文を適切に設定する
検索エンジン上でユーザーにクリックされやすくするために、各ページにタイトルと説明文を適切に設定します。
このとき、タイトルにはどんなキーワードで検索されたいかを含めるようにしましょう。
より具体的な設定方法は次の記事を確認してください。

見出しにもキーワードを含める
タイトルだけではなく、見出しにも検索されたいキーワードを含めるようにしましょう。
ここでいう見出しとは、<h2>タグや<h3>タグのことです。
実際に検索されたいキーワードで検索してみて、上位に表示されているページがどのような見出しをつけているかを確認することも参考になります。
※あくまでも参考にするだけにしておきましょう。
ページの内容をコピペするのはNGです!
ページを作成するときは、ページのタイトルには<h1>タグを指定して、見出しには<h2>タグ、さらにその下の小見出しには<h3>タグ……という風に階層構造になるように指定します。
こうすることで、Googleがページの構造を適切に理解できます。
<h1>ページタイトル</h1>
<h2>見出し1</h2>
<h3>見出し1-1</h3>
<h3>見出し1-2</h3>
<h2>見出し2</h2>
<h3>見出し2-1</h3>
SEO対策が適切かチェック
ページのSEO対策が適切にできているかのチェックには、Lighthouse – Chrome ウェブストアというGoogle Chromeの拡張機能を使用します。
(3) SEO対策の効果が出ているかを分析する
Googleで実際にどれだけ検索されたか、どれだけクリックされたかを確認してみましょう。
Google Search Consoleに登録するとSEO対策の効果を分析できます。
Google Search Consoleの登録方法は次の記事を確認してください。
