※2022/6/1 説明をよりわかりやすくするため、画像を差し替えました。
WEB制作について調べていて、どうも実際の開発の現場ではGitを使うらしいということを学んだあなた。
次のステップとして、Gitをインストールして操作方法を勉強したいですよね。
このページでは、WindowsにGitをインストールしてみたい!という人向けに、実際のスクリーンショットとともに、インストール方法を解説しています。
※ここで紹介しているのはGit バージョン2.36.1の内容です。
WindowsにGitをインストールする
インストーラーを使用して、WindowsにGitをインストールする方法を1ステップずつ説明します。

Git – Downloadsにアクセスします。
「Windows」をクリックしてください。

Standalone Installer > 「64-bit Git for Windows Setup.」をクリックしてください。
ダウンロードができたらインストーラーを立ち上げます。

デフォルトのコードエディターを選択します。
普段使用しているコードエディターを選択してください。
ここでは、「Visual Studio Code」を選択します。

新規リポジトリ(git initしたとき)のデフォルトのブランチを設定します。
GitHubのデフォルトが「main」なので、それに合わせて「main」にします。

gitのコマンドをどこから実行できるようにするかの設定です。
「Git from the command line and also from 3rd-party software」を選択します。
コマンドプロンプトやPowerShellからgitのコマンドが使えるようになります。

OpenSSHの実行プログラムを選択します。
今回は、「Use bundled Open SSH」を選択して「Next」。
選択肢 | 意味 |
---|---|
Use bundled OpenSSH | Gitに同梱されているssh.exeをインストールして使用します。 |
Use external OpenSSH | 外部のssh.exeを使用し、Gitに同梱されているssh.exeはインストールしません。使用するssh.exeにはPATHが通っている必要があります。 |

GitのHTTPS接続に使用するライブラリを選択します。
今回は「Use the OpenSSL library」を選択します。
選択肢 | 意味 |
---|---|
Use the OpenSSL Library | 内蔵の証明書ライブラリを使用します。通常はこちらを選択。 |
Use the native Windows Secure Channel library | Windowsの証明書ライブラリを使用します。会社などで独自の証明書を使用している場合はこちらを選択。 |

Gitでの改行コードの取り扱いを設定します。
好みと、開発の環境に合わせて選択してください。
今回は「Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings」を選択します。
選択肢 | 意味 |
---|---|
Checkout Windows-style, commit Unix-style line endings | チェックアウトのときは改行コードをCRLFに変換する。 コミットのときは改行コードをLFに変換する。 |
Checkout as-is, commit Unix-style line endings | チェックアウトのときは改行コードを編集しない。 コミットのときは改行コードをLFに変換する。 |
Checkout as-is, commit as-is | チェックアウトのときも、コミットのときも、改行コードを編集しない。 |

Git Bashで使用するターミナルを選択します。
今回は「MinTTY」を選択。
選択肢 | 意味 |
---|---|
Use MinTTY(the default terminal of MSYS2) | MinTTYを使用する。 |
Use Windows’ default console window | コマンドプロンプトを使用する。 |

git pullコマンドを実行した際の動作を設定します。
「Default(fast-forward or merge)」を選択します。

他のサービスと接続するときの認証の仕方の設定です。
「Git Credentials Manager」を選択します。
選択肢 | 意味 |
---|---|
Git Credential Manager | Git Credential Managerを使用する。 GitHubなどの2要素認証ができるようになる。 |
None | 認証ヘルパーを使用しない。 |
追加オプションについては、デフォルトのままでOKです。

選択肢 | 意味 |
---|---|
Enable file system caching | 特定の操作をメモリにキャッシュする |
Enable symbolic links | リポジトリ内でシンボリックリンクを有効にする |

選択肢 | 意味 |
---|---|
Enable experimental support for pseudo consoles. | Git Bashの中でNodeやPythonが実行できる。 ただし、バグが検知されている。 |
Enable experimental built-in file system monitor. | 内蔵のファイルシステムモニターを自動的に実行。 特定のコマンドをスピードアップする。 |
最後まで設定が出来たら「Install」をクリックして、インストールします。
インストール後の初期設定
インストール後にgitコマンドを使用するためには、ユーザー名とeメールの設定が必要です。
任意の内容で大丈夫ですが、GitHubの使用を考えている場合は公開しても良い内容にしましょう。
GitHubにソースコードを公開する際、この情報も公開されます。
git config user.name 名前
git config user.email eメールアドレス
例えば、当サイト管理人山田であれば、下記のように設定します。
git config user.name yamada
git config user.email support@naruhodoweb.com
正しく設定が出来たかは、下記コマンドを実行して確認しましょう。
git config user.name
git config user.email
下記のように、設定した内容が正しく表示されればOKです。
yamada
support@naruhodoweb.com