sitemap.xmlでGoogleにサイトの構造を知ってもらおう

sitemap.xmlの作り方 イメージ画像

サイトを立ち上げて半年はなかなかアクセスが集まらないと言われています。

Googleはリンクを辿って検索結果に表示するページを収集しています。

でも、アクセスが集まらなかったら、なかなかリンクもされないですよね。

「サイトを作ってすぐの時期にGoogleの検索結果に自分のサイトを表示する方法はないの?」

サイトを作ってすぐの時期には、sitemap.xmlをGoogleに伝えることでサイトの構造を知らせるのがおすすめです。

目次

sitemap.xmlとは?

sitemap.xmlは、サイト内のURLを、最終更新日・更新頻度・優先度などの情報と合わせてリスト化するためのファイルです。

xmlという形式で記載します。

sitemap.xmlとはサイト内のURLをリスト化するファイルです。最終更新日、更新頻度、優先度とともにリスト化されます。xmlという形式で書きます。

sitemap.xmlがあると、Googleがより正確にサイトの構造を知ることができます。

検索結果に各ページが表示されやすくなることにつながります。

sitemap.xmlを設定するべきケース

サイトマップを設定するべきなのは、以下の4つのケースです。

  1. サイトのページ数が非常に多い(目安は500ページ以上)
  2. サイト内からリンクされていないページが大量にある。
  3. サイトに動画や画像などが大量に含まれている
  4. サイトが新しく、外部からのリンクが少ない。

参考元:サイトマップの概要 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers


新しくサイトを作成した場合は、Googleにsitemap.xmlを伝えると良いでしょう。

sitemap.xmlの例

sitemap.xmlの具体例と、各属性の内容を説明します。

自動生成ツールを使用して作成することがほとんどだと思うので、手動で作成することはまれですが、カスタマイズができるように、それぞれの属性の内容は理解しておきましょう。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<urlset xmlns="http://www.sitemaps.org/schemas/sitemap/0.9">
   <url>
      <loc>http://www.example.com/</loc>
      <lastmod>2005-01-01</lastmod>
      <changefreq>monthly</changefreq>
      <priority>0.8</priority>
   </url>
   <url>
      <loc>http://www.example.com/catalog?item=12&desc=vacation_hawaii</loc>
      <changefreq>weekly</changefreq>
   </url>
   <url>
      <loc>http://www.example.com/catalog?item=73&desc=vacation_new_zealand</loc>
      <lastmod>2004-12-23</lastmod>
      <changefreq>weekly</changefreq>
   </url>
   <url>
      <loc>http://www.example.com/catalog?item=74&desc=vacation_newfoundland</loc>
      <lastmod>2004-12-23T18:00:15+00:00</lastmod>
      <priority>0.3</priority>
   </url>
   <url>
      <loc>http://www.example.com/catalog?item=83&desc=vacation_usa</loc>
      <lastmod>2004-11-23</lastmod>
   </url>
</urlset>

引用元:sitemaps.org – プロトコル

それぞれの属性の説明

属性必須/オプション説明
<urlset>必須URLのかたまりを示します。を囲むタグです。
<url>必須1つのURLを示します。<loc> <lastmod> <changefreq> <priority>を囲むタグです。
<loc>必須ページのURLです。
<lastmod>オプションページの最終更新日。W3C Datetime 形式で記述する必要があります。
<changefreq>オプションページの更新頻度。以下の値が有効です。
・always:アクセスするたびに内容が更新される
・hourly:1時間に1度
・daily:1日に1度
・weekly:1週間に1度
・monthly:1ヶ月に1度
・yearly:1年に1度
・never:アーカイブページ
※ただし、この情報はGoogleでは使用していないようです。
<priority>オプション
サイト内でのページの優先度。
0.0~1.0までの値を指定します。数字が大きいほど、優先度が高くなります。
※ただし、この情報はGoogleでは使用していないようです。

sitemap.xmlの作り方

ページ数が増えてくるとsitemap.xmlを手動で更新するのは大変です。

自動生成するツールを使用するのが良いでしょう。

主なツールを紹介します。

WEBツール

XML Sitemaps Generator

サイトのURLを入力するだけで、自動的にsitemap.xmlを生成するツールです。

生成したsitemap.xmlはダウンロードして自身のサイトにアップロードしましょう。

WordPress

WordPressの場合は、標準機能としてsitemap.xmlの作成機能を持っています(バージョン5.5以降)。

サイトのURL/wp-sitemap.xmlで標準のsitemap.xmlにアクセスすることができます。

※設定 > 表示設定で「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックが外れている必要があります。

WordPressの標準機能で作成されるsitemap.xmlはURLを投稿の種類ごとに一覧化したシンプルなものです。

しかし、Googleに通知するものとしては十分だと思います。

なにより、プラグインを増やさなくて良いというメリットがあります。


プラグインを使用する場合は、XML Sitemap & Google Newsを使用するのが良いでしょう。

他にもsitemap.xmlを生成する有名なプラグインとして、Google XML Sitemapsがあるのですが、記事執筆時点では公開停止中です。

静的サイトジェネレータ

静的サイトジェネレータでサイトを作成する場合のsitemap.xml関連のライブラリをご紹介します。

Next.js用

next-sitemap

ほぼ設定いらずで生成されたURLの一覧をsitemap.xmlに変換します。

next-sitemap.jsという設定ファイルが必要ですが、リンク先に具体的な設定内容の例が載っているので、単純にsitemap.xmlを作成したいだけであれば特に迷わず設定できると思います。

Gatsby用

gatsby-plugin-sitemap | Gatsby

プラグインとして用意されているため、インストールしてgatsby-config.jsに設定を追加するだけで使えます。

こちらも自動的にURLを取得して一覧化します。

Googleへの通知方法

作成したsitemap.xmlは、Googleサーチコンソールを使用して、Googleに通知します。


Googleサーチコンソールでサイトマップを通知する

サイドメニューから「サイトマップ」をクリックします。

Googleサーチコンソール-新しいサイトマップの追加画面

「新しいサイトマップの追加」に、作成したsitemap.xmlのURLを入力して「送信」を押します。

Googleサーチコンソール-サイトマップ送信完了画面

送信が完了すると、上の画像のような表示になります。

参考文献・サイト

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